2012-13年度会員増減・出席率5月度
- 2013年 7月1日
2013年6月23日(日)、ポルトガルのリスボンでロータリー国際大会が開幕しました。かつての大航海時代には、世界を“発見”しようと、多くの探検家がここリスボンの港から出航しました。それから数百年の時を経た今、本国際大会のために世界各地からロータリアンとその家族や友人が集まり、大会開会の国旗入場で225の国や地域の旗が掲げられました。
田中会長による講演
「平和の港、リスボン」をテーマとする本大会のステージではこの日、平和を中心としたプログラムが行われました。本年度を通じて「奉仕を通じて平和を」と呼びかけてきた田中作次RI会長は、ラジオで昭和天皇の終戦宣言を聞いた少年時代から、ロータリーを通じて平和と奉仕の関係を意識するようになるまでを語りました。「日本は戦争に勝つために総動員でしたが、(終戦の)あの日から、再建に向けて、つまり、平和という日本の新たなアイデンティティに向けて動き出すことになりました」
八潮ロータリー・クラブに入会して、「超我の奉仕」という理念を学んだという田中会長。「ロータリーを通じて私が理解できたこと、それは、自分が働く意味は、人々に幸せを与えるためだということです。自分の利益のためだけでなく顧客のニーズに尽くしたいと考えました。そうすることで顧客の満足につながるだけでなく、会社の従業員の生活も良くなります。私は今では、前とは異なる観点でビジネスを捉えています。ロータリーの奉仕とは、自分のクラブ内だけに限定されるものではありません。私たちが人々のために行うことはすべて、よりよい世界の実現につながります」
国際奉仕に取り組み、人々の基本的ニーズを満たすことを通じて、ロータリーは日々、平和の実現に向けて貢献していると田中会長は続けます。会長としての一年間、各地でロータリアンがさまざまな方法で平和のために貢献する様子を目にしてきたことに触れ、平和について考えるよう参加者に促しました。「ここリスボンでの大会は、世界のあるべき姿を知る一つの機会となります。世界をより良くするために、全大陸から集まった人々が、互いの違いを越えて、真に重要なことに取り組むことができます」
その他の大会ゲスト
大会初日には、田中会長に加え、ポルトガルの社会保障相であるペドロ・モタ・ソアレス氏も講演し、平和構築やポリオ撲滅活動におけるロータリアンの貢献を称えました。「ロータリーが取り組む重要課題は、ポルトガルにとっても、またほかの国々や世界にとっても、重要な課題です。ロータリアンは私利私欲よりも、世界のためになることを優先させています。私たち政治家も、もっとこの姿勢を学ぶ必要があります」
開会本会議の締めくくりには、4人組のヴォーカル・グループ「イル・ディーヴォ」がパフォーマンスを披露しました。4人とも異なる国出身(スイス、スペイン、フランス、アメリカ)のメンバーたちは、互いの違いを乗り越えて共通の目的のために協力するという点で、ロータリーと共通していると話しました。
Rotary.orgより転載
2013年の国際大会は、6月23~26日、ポルトガルのリスボンで開催されています。全世界20,000人以上のロータリアンが参加し、大会のプログラムには、著名人による講演や貴重な情報が得られるワークショップのほか、数々のエンターテイメントやロータリアンとのネットワークづくりの機会が含まれています。
23日には開会本会議が開催され、参加しているメンバーからの情報がFacebookを通じて流れてきております。ガバナーナイトや街の様子も非常に楽しそうです。
ロータリー財団の新しい補助金モデル「未来の夢」の功績が認められ、ロータリーに「エジソン賞」(銀賞)が贈られました。このエジソン賞は、米国で革新的な商品、サービス、ビジネスリーダーを表彰するものです。
Rotary has received a silver Edison Award in recognition of the Future Vision Plan, the new grant model that enhances the scope, impact, and sustainability of humanitarian and educational projects funded by The Rotary Foundation.
Since 1987, the Edison Awards have recognized innovative new products, services and business leaders in the United States. The awards symbolize the persistence and excellence personified by Thomas Edison. Winners represent active contributors to the cause of innovation in the world.
RI President Sakuji Tanaka accepted the award during the annual Edison Awards gala held 25 April in Chicago, the city where Rotary was founded in 1905. The Future Vision Plan received top honors among funding models competing in the Lifestyle and Social Impact category. Nominee ballots were judged by a panel of more than 3,000, including members of seven associations that represent a wide range of industries and disciplines.
“This Edison Award recognizes and validates Rotary’s innovative approach to humanitarian service, as we constantly strive to improve lives and communities by addressing the world’s most pressing problems,” says Tanaka. “It is a great honor to accept such a prestigious award on behalf of Rotary’s global membership of 1.2 million men and women.”
The Edison Award coincides with the successful completion of a three-year pilot in which 100 Rotary districts in more than 70 countries tested Rotary’s new grant model.
The Future Vision Plan simplifies Rotary’s grant process, and focuses Rotarian service efforts where they will have the greatest impact. The model is innovative in combining Rotary’s volunteer base and a global reach with local resources to support sustainable, high-impact results in communities all over the world. The model funds more than US$100 million in service projects annually.
The new grant model will be implemented 1 July for Rotary clubs worldwide.
The Rotary Foundation futurevision@rotary.orgより転載
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 159号 ★ 2013年6月13日発行
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::今月のトピックス::
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1.寄付金速報 ― 今年度の送金はお早めに! ―
2.理事会開催報告
3.留学生の就職相談会を開催 ― 東京米山友愛RC ―
4.優秀米山学友賞表彰式 ― よねやま親善大使が誕生 ―
5.ロータリー世界平和フォーラムで米山をPR!
《今月のピックアップ記事》
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5.ロータリー世界平和フォーラムで米山をPR!
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ロータリー世界平和フォーラムが5月17~18日、広島市内で開催され、
世界52の国と地域から約2,800人が参加しました。
米山奨学会ではフォーラム期間中ブースを出展し、2人のよねやま親善
大使のほか、広島在住の学友やスタッフが事業のPRにつとめました。
また、18日には埼玉県から自費で参加した学友、金福漢(キムボクハン)
さん(韓国/1995-97/大宮北RC)が「平和折り紙教室」を開催。
ブースを訪れた新世代の若者たちや海外からの参加者に大好評でした。
全体フォーラムでは、米山学友代表としてジャンチブ・ガルバドラッハさん
が登壇し、新モンゴル高校を設立して世界の平和に寄与する人材を育
ててきた活動を報告。板橋敏雄理事長も「米山記念奨学会の使命」
と題してスピーチを行いました。
また、昼に開催された「ポール・ハリス・ランチョンミーティング米山」では、
東京米山友愛ロータリークラブと東京米山ロータリーEクラブ2750の
会員となった米山学友がスカイプで登場し、それぞれの平和への思い
を語りました。
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今回の活動記録ビデオを、当会ホームページにて
7月上旬から公開予定です。どうぞお楽しみに!
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その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight159_pdf.pdf
広島で開催された第3回ロータリー世界平和フォーラム期間中、田中作次RI会長(写真中央)が広島平和記念公園にて献花を行いました。また、平和フォーラムでは、「平和はあなたから始まる」というコンセプトの下で平和宣言が採択されました。
平 和 宣 言 2013年5月18日、於広島
平和はあなたから始まる
人は誰でも、暴力や迫害、不平等や不条理に苦しむことなく、平和に暮らす権利をもっています。私たちはここに、ロータリー活動の下に団結したリーダーや同胞として、より平和な世界の構築に全力を尽くす決意を宣言します。
私たちは、過去から学び得た知識を指針とし、未来に向かって進みます。私たちは、ほんのいく世代か前に破壊的な戦争の結末を目にした、ここ広島に集いました。深い傷あとを残した戦争から、人々は平和の実現に向けて一丸となって立ち上がり、復興に向けて前進してきました。広島での悲劇を世界は決して忘れてはなりません。また、広島の再生は、国家間の持続可能な平和がもつ変化と癒しの力を証明しています。
平和とは、何もせずに手に入れられるものではないことを、私たちは理解しています。平和は確固たる決意を必要とする生き方そのものです。私たちは、「平和はあなたから始まる」を合言葉に行動し、平和の実現のためには一人ひとりが責任を持たなければならないことを認識します。平和とは、日々の生活で周りの人たちとの調和を心がけ、国籍、政治、宗教や文化の違いを超えた友情を育むことから始まります。また、皆が団結して協力し合えば、若い世代が平和の実現のために行動する意欲を高め、世代から世代へと平和の探求が受け継がれていきます。
私たちには、奉仕を実践して平和な世界を築くという希望があります。人々に奉仕し、支援の手を差し伸べることによって、共感と理解を生み、末永く続く友情を培い、平和構築を目指す人々の力になることができます。ロータリーを通じて、どのように平和構築に貢献できるか考えてみましょう。
◆2回の世界大戦により悪化した国家関係を立て直すため、ロータリーは国家間での人道的活動や平和活動を促進する国際共同委員会を設置しました。今日、およそ250に及ぶ国際共同委員会が国際理解、親善、平和を促進するために活動しています。
◆ 75年以上にわたり、多くの学生とホストファミリーが、ロータリー青少年交換を通じて視野を広げてきました。毎年、約80カ国出身の8,000人以上の学生が、短期あるいは長期の交換を通じて文化間のつながりを築き、国際理解を促進しています。
◆ロータリー財団の平和センターを通じて、これまでに700人以上のロータリー平和フェローが、平和と紛争解決の分野のキャリアで活躍するための土台となる、修士号または専門課程修了証を取得しました。
全員でビジョンを共有し、共に行動を起こしてまいりましょう。
◆ 人々との交流の中で、常に平和を築く者となってください。すべての行動において親善と友情を育んでください。
◆ 自らの声と意思を表明することで、武力ではなく平和的な紛争解決の手段を選ぶ道を取るよう、議員や政治リーダーに訴えてください。
◆ 敵対意識をなくしましょう。歴史的に敵対関係にある国の人々と積極的に友情を築いてください。
◆ 若者が持つリーダーシップの可能性を広げ、地域社会に積極的に関与できるチャンスを与えてください。
◆ 変化を起こすための人脈を築きましょう。世界には、200を超える国や地域に34,000のロータリー・クラブがあり、各クラブがそれぞれの地域社会で活動しています。「奉仕を通じて平和を」推進するために、ロータリーでの活動にご参加ください。
平和は、ある時点で達成されるものではなく、継続的な活動を通じて少しずつ形づくられるものです。私たち一人ひとりが、平和は可能であると意思表明し、行動することを通じて、平和構築者となることができます。
今月の「ハイライトよねやま」ができました。
▼全文は、こちらよりご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight158_pdf.pdf
(公財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 158号 ★ 2013年5月13日発行
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::今月のトピックス::
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1.寄付金速報 ― 依然厳しい状況続く ―
2.博士号取得状況 ― 卒業後も申請可能 ―
3.台湾学友会が台湾美化協会の清掃活動に協力
4.第2740地区に米山学友会が誕生!
5.新モンゴル高校を安倍首相夫人が訪問
《今月のピックアップ記事》
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5.新モンゴル高校を安倍首相夫人が訪問
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3月30日、モンゴルの日本式高校「新モンゴル高校」を安倍晋三
首相夫人、昭恵氏が訪問。同校を設立し、理事長を務める米山
学友のジャンチブ・ガルバドラッハさん(1998-99/山形北RC
/第3450地区フレーRC会員)をはじめ、同校生徒たちの熱い
歓迎を受けました。
「生徒たちとの交流を、昭恵夫人もとても楽しんでおられたよう
でした。交流会で頂いたごあいさつや、生徒からの質問に対する
お答えは素晴らしかったです」と、語るジャンチブさん。
昭恵氏との懇談では、ロータリー米山記念奨学事業についても
説明し、日本のロータリアンの支援が学業を支え、母国モンゴル
に国際標準の学校をつくるという夢の実現を後押ししてくれた
ことを、感謝とともに伝えたとのことです。
その他の記事は、ぜひPDF版をご覧ください。
→ http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight158_pdf.pdf
今週(4月21~26日)、ロータリーの532地区から代表議員がシカゴに集まり、規定審議会を行っています。3年に1度開かれる審議会では、ロータリーの組織規定(国際ロータリー定款と細則、標準ロータリー・クラブ定款)に変更を加える、クラブや地区などが提出した立法案を審議します。今回の審議会の立法案は174件に上ります。
歴史とともに変化
79年の歴史をもつ規定審議会、当初は立法案審査を助ける諮問会合として国際大会中に行われていました。最初の会合は1934年、不況、平和への脅威、高い失業率で世界が揺れ動いている中での開催となりました。1954年までには審議制度も確立し、制定案と決議案を検討するために2年に1度行われるように変更されました。
1970年国際大会では、審議会を諮問的立場にある会合としてではなく、組織規定の改定案件を審議するロータリーの公式立法機関とすることが決まり、4年後には、国際大会に合わせて3年に1度開催することが決定されました。そして1977年、規定審議会は国際大会から独立した会合となりました。
審議会におけるテクノロジーの利用も、時代とともに進化してきました。1970年からは、ヘッドホンを通じて通訳を聞けるようになり、今日、出席者は2言語間の通訳だけでなく、3言語のリレー同時通訳を聞けるようにもなりました。また、2001年には電子投票システムが導入されました。