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気仙沼に新たに漁船5隻贈る—-中国新聞より
2013年 3月5日
山口、広島両県の74ロータリークラブ(RC)でつくる「国際ロータリー第2710地区」は28日、漁船5隻を東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の漁業者に寄贈する。26日に柳井市の柳井港で積み込み作業があり、トラックで現地に搬送した。
全長4・5~5・5メートルの小型の中古漁船。加盟ロータリーの呼び掛けに応じた漁業者から不用船を譲り受けた。船外機を修理して船体の塗装も塗り替え、すぐに使えるように整備。気仙沼市の漁協を通じて漁業者に提供する。費用はロータリー会員や海外の姉妹クラブから寄せられた義援金で賄った。
同地区によると、宮城県では沿岸漁業用の船約3千隻のうち約9割が津波で流されたり破損したりした。同地区は2011年秋から漁船を贈り今回で5回目、計19隻になる。
【写真説明】気仙沼市に向けて出発する漁船の積み込み作業を見守るロータリー会員